トムソン・ロイター、DeepJudge検索をCoCounselに統合
- •トムソン・ロイターはDeepJudgeの検索機能をCoCounselエージェントプラットフォームに完全統合した。
- •今回の統合により、WestlawおよびPractical Law全体で社内文書への直接的かつ安全なアクセスが可能になる。
- •トムソン・ロイターは、Model Context Protocolを活用し、エージェンティックな業務フローを強化する統合を進めている。
トムソン・ロイターのCTOであるジョエル・フロン(Joel Hron)は、ナレッジマネジメント企業であるDeepJudgeとの製品統合拡大を発表した。これは2025年10月に開始されたパートナーシップを拡張するものであり、弁護士はDeepJudgeの検索能力をトムソン・ロイターのCoCounselエージェントインターフェース内で直接利用可能となった。本統合は現在、Westlaw Advantage、ウェブアプリケーション、およびPractical Law Dynamic Tool Setを通じて利用できる。法務専門家はDeepJudgeの検索機能をCoCounselと連携させることで、ファイルのダウンロードや再アップロードの手間をかけずに、社内文書を特定し、CoCounselの調査・分析・起草ツールで即座に処理できる。また、既存のユーザー権限や情報の隔壁(エシカルウォール)を維持し、DeepJudgeの既存の認証情報で自動的にログインが可能だ。
両社はさらに、AIアシスタントとデータソースを接続するためのオープン標準であるModel Context Protocol(MCP)を用いた技術的な統合を深化させている。ジョエル・フロンは、エージェンティックな業務フロー(自律的に多段階のタスクを実行するAIシステム)はトークン消費量を増加させる可能性があるものの、モデルに提供するコンテキストを最適化し、正確性と信頼性を向上させることに注力していると述べた。DeepJudgeを通じて適切な社内知識を提示することで、CoCounselプラットフォームはより優れた組織データに基づいた回答を目指す。ジョエル・フロンによれば、現在の優先事項はトークンコストの最小化ではなく、法律事務所にとっての作業成果物の信頼性と品質を最大化することにある。今後のロードマップでは、社内の先例と外部の権威ある情報を組み合わせる手法を強化するため、これらの統合をさらに拡大する計画だ。