Unreal Engine 6の生成AI導入に法的懸念
80.lv
2026年6月24日 (水)
- •ヘイリー・マクリーン弁護士は、生成AIによるコンテンツが法的な著作権保護を受けられないため、著作権上のリスクが生じると警告している。
- •Unreal Engine 6(UE6)は、MCPプラグインを介したネイティブ生成AIの導入を計画しており、開発者の間で懸念が広がっている。
- •法的リスクとして、ゲームパブリッシャーがAI生成アセットの適切なライセンス供与ができないことを理由に、契約を破棄する可能性がある。
2026年6月23日に配信されたポッドキャスト「MinnMax」にて、ビデオゲーム専門のヘイリー・マクリーン(Haley MacLean)弁護士が、Unreal Engine 6(UE6)に導入予定のネイティブ生成AIがもたらす法的影響について解説した。Epic Gamesが計画するMCPプラグインによるAI実装は、知的財産権に関する懸念を引き起こしている。現在の国際的な法制度では人間の作者性が求められるため、生成AIが作成したアセットは著作権保護の対象外となる。マクリーンによれば、この制限により開発者はゲーム内で使用するAI生成コンテンツの適切なライセンスを確保できず、重大なリスクに直面する可能性がある。
こうした著作権の問題は、パブリッシャーとの紛争や、最悪の場合は契約解除に発展する恐れがある。マクリーンは、著作権で保護できないAIアセットの使用がゲーム全体の保護を弱めるとして、開発者が抱える不確実性を指摘した。また、AI生成アセットを異なるプロジェクト間で再利用する際の複雑さについても議論が及んだ。これらの懸念は、Epic Gamesが従来のブループリント(Blueprints)のようなワークフローから、よりAI中心の開発環境へと移行しようとする姿勢に対する業界の反発を反映している。