米中AI安全対話が国家安全保障に向け前進
scmp.com
2026年7月12日 (日)
- •5月の北京でのドナルド・トランプと習近平の首脳会談を受け、米中両政府は政府間AI安全対話の再開を合意した。
- •元米国当局者のジャネット・チュウは、これらの対話が米国の国家安全保障上の利益に不可欠であると主張している。
- •Anthropic社が4月に公開したAIモデル「Mythos」がサイバー攻撃能力を示したことで、AIのリスクに対する懸念が拡大している。
米国と中国による一連の新しい政府間AI安全対話は、米国の国家安全保障にとって極めて重要であると元米政府高官らが指摘した。これらの議論は、5月に北京で行われたドナルド・トランプと習近平の首脳会談を経て合意に至ったものだ。具体的な詳細は依然として限定的だが、かつての外交官らは、こうした対話の窓口を維持することが、中国の技術的な進歩やリスク、内部の脆弱性を把握するために不可欠な視認性をワシントンにもたらすと示唆している。
2005年から2010年まで駐北京米国大使館でシニア輸出管理官を務めたジャネット・チュウは、2026年7月9日にサンフランシスコで開催されたアジア・ソサエティのイベントで、これらの対話は国家の自衛にかかわる問題であると強調した。チュウは、対話に関与し続けることで米国が開発の蚊帳の外に置かれる事態を防ぎ、潜在的な脅威への対処方法をより明確に理解できると主張した。4月に公開されたAnthropic社の「Mythos」モデルが高度なサイバー攻撃の能力を実証したことを受け、両国ではAI主導のリスクに対する懸念が急速に高まっている。